高野久美子のcakeで元気!A piece of pie ! | |||||
最近赤福さんとか食べ物の会社の問題続出でニュースのたびにうんざりしてしまう日々が続いておりましたが、このお二人からのの写メールで今日は心がぽかぽかしてきました。 なので自分が作ったかのように自慢したいと思います。 ↑コレはカフェのスタッフちゃんが残業続きで疲れている旦那様のために前の晩から海苔の準備をして作ったゴルゴ13海苔弁。 旦那様会社で開けてビックリ、二やッとだったそう。 ↑コレは教室の生徒さんが1才の甥っ子ちゃんのために夜なべをして(これは私の演歌的思考による想像)編み上げた可愛いニットの帽子。 明日お祝いの席でプレゼントされるそう。 今次々と出てきている偽装やら賞味期限切れやらとは何にも関係ないぽっかぽかに温かい写真でしょ。 赤福さんの事は、食べ物を作る仕事をしている者として、デパートやサービスエリアで一日並べられていたお餅をまた違う所で売るなんて信じられなかったし、それに冷凍かけたり解凍したりを繰り返し何日おいても腐ったり固くなったりしないお餅ってどんな物?とその事を恐ろしく思いました。 けれどその後どんどんと相次ぐニュースを見ていて 私たちにも責任はあるなあと思うようになりました。 昔一生に一度行けるかどうかのお伊勢さんにお参りし、よかったよかったと五十鈴川のほとりで食べたであろうお餅を今では全国どこでもいつでも同じ形で同じ味で手に入れる事が出来ます。 このお餅だけでなく遠いフランスやイタリアの物でも秋にはトリュフ、ボージョレヌーボー、冬にはクリスマスのケーキやヴァレンタインのチョコレート・・・何だって何だか隣のお豆腐屋さんの揚げでも買うような雰囲気で手に入ります。 それも私たちは虫もはいってちゃ駄目、いがんでいても、形崩れていても、変な味していても、欲を言えば高くても駄目っていっぱい文句つけて。 買う方も売る方ももう食べ物という意識がなくなっちゃってきたんでしょう。 もちろん悪い事していた会社が悪いのですが私たちも少し考えなおさなくっちゃ。 問題続出で人の作った物が不安だと思えば自分で作ればいい。 料理人さんが作ったような物が出来なければ(私!)普段は大根の葉ゆでたとか芋を煮たとか、甘いものでも栗を煮たとかプリンとかそんな生活で。 何か幸せなお集まりの時に御馳走食べたりケーキを作ったり、京都に行った、伊勢に行った、そんな時にその土地の恵みを口にする。 そのぐらいでいいんじゃないのかなあと最近は思います。 ゴルゴ13弁当や可愛い帽子を作るような彼女たちと一緒に食べ物に接する事が今出来ていて私のそういう思いはより強くなってきたと感じています。
by takanokumiko
| 2007-11-01 22:48
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