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高野久美子のcakeで元気!A piece of pie !

ノベッロでポトフ。

日1日と朝晩冷えてきました。
昨日は友人たちとイタリアノベッロ、自宅で楽しみました。こんな時期になったのですね。
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あま~いベリーの香り↑ で、昨日はデザートを用意しなかったのですが、ラズベリーをしのばせたクレームダンジュなんて作っておけばよかったです。
では、用意しておいた料理はというと、塩漬豚肉(ベーコンの下に隠れてます。)とひよこ豆、週末に届いたばかりの野菜たっぷりでポトフです。
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お鍋に入れておけばよいこういう料理は得意です。(こういうのを得意というのか?)
残ったスープにはスパゲッティと ↓コレ↓ オリーブオイルをからめて。
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パルメジャーノとバジルの葉っぱをプロセッサーでブ~ンと回しただけです。
こういうブーンと回すだけというような事も得意です。(こういう事も得意とは言わなさそうな、、、)
簡単で好評でした。
もうひとつこれは気合を入れて作ったのが、料理の先生に習いはしたものの何回も失敗していた「じゃが芋のとびっこ和え」
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今回は成功。
デザートの代わりにはなんとpilarさんもなみちゃんも同じ吉良のお店で買ってきてくれた何種類かのチーズに無花果のジャムを添えて。
とても胡散臭い小屋のような所でイタリア人さんが作っていらっしゃるんですって。
フレッシュでとても濃厚なお味なチーズです。
ノベッロに、ボージョレに、なんてもう師走が近づいてきました。
朝晩本当に寒くなり、桃もうたた寝用のお布団自分で引っ張り出してきて寝ています。
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皆様も温かくし、風邪、インフルエンザ、くれぐれも気をつけてお過ごし下さい。

# by takanokumiko | 2009-11-16 09:25

今月の教室のお菓子、チョコレート。

今月の教室のお菓子は、
洋梨とキャラメル風味のチョコレートケーキとちっちゃなガトーショコラです。
チョコレートがいっぱい。
今月の教室のお菓子、チョコレート。_e0078359_2001669.jpg

洋梨のピューレとキャラメルを加えたチョコレートクリームと、チョコレートでしっとりなジェノワーズをシンプルに重ねました。
花の香りのヴァローナのチョコレートを三種類組み合わせました。
素材によって口に入れた時の質感は変えなければいけませんが、デリケートなデリケートな洋梨の風味を生かすために今回はしっとりと、そしてクリスマスの飾りまで排除してシンプルに仕上げました。
(ちょっと気位の高い洋梨はクリスマスの飾りが嫌いみたい。。。)
大事な大事な人と一緒に味わいたい、私の大事なケーキになりました。

そして日頃のおやつもチョコレート。
ちっちゃなガトーショコラです。
こちらはココアをきかしてぎゅっとした感じに。グリオットものっけます。
ちっちゃなちっちゃな型で焼き、ちっちゃなおもちゃみたいなディッシャーでアイスクリームをのっけて召し上がって頂きます。
ちょっとバニュルスも垂らしてね。
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このお菓子を焼く型ですが、断然ブリキの物がお勧めです。
シリコンや紙カップは大量に作る時には仕方ないけれど、焼き具合がよくありません。
ひとつずつ丁寧にバターを塗って粉をふり、オーブンを温め、こんな時からお菓子を作る幸せは始まっているんです ♪♪♪

# by takanokumiko | 2009-11-13 20:18

Blikleというワルシャワのケーキ屋さん。

Blikleというワルシャワのケーキ屋さん。_e0078359_11194485.jpg

私は鼻が利く!!!と思いました。
ホテルに向かう市バスの中からもうこのお菓子屋さん見つけちゃったのです。
今までヨットレースのように観光時間などないような旅でもココだ!っていうお菓子屋さんには導かれるように吸い込まれていきました。ジェノヴァでもニューヨークでも。
今回見つけたBlikleというケーキ屋さんは1869年創業の古いお店のようでデリカテッセンも併設された大きくてワルシャワの人たちにとても愛されているお店のようでした。
まず食べたのはポンチキという薔薇のジャムの入っているドーナッツ。
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素朴に見えてあっさりしているのに薔薇だなんてこの街の味だと思いました。
ウィーン菓子のもう少し素朴な感じのお菓子があれば、なんて期待をしていたらその通りのお菓子に出会え、うれしくって何度も通いました。
こういうお店を見つけるとその街が断然好きになっちゃいますし、大袈裟ですがその街を理解しやすくなります。
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コーヒーと胡桃のケーキ、胡桃のゴツゴツ具合もお酒の沁み具合もこの細めに切ってある大きさもすべてパーフェクト。
クリスマスに向けてお菓子とワインってイベントさせて頂きますが、草子さんが選んだチョコレートのケーキとこのグルナッシュのワインなんてとってもsmakuje。
草子さんのセーターとも合ってます。
フルーツケーキとジンジャーケーキをカフェのみんなや生徒さんにと選びましたが、賞味期限が短く、それを気にして一生懸命説明して下さるお店の方針も素敵だと思いませんか。
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フルーツケーキは早速カフェのスタッフといただきましたが、材料のよさが感じられ、もう少しインパクトがあってもとひと口めは思うのですが、その控えめさで最後まで後味までずっと美味しかったです。
ジンジャーケーキは明日からの教室でいただきま~す。

# by takanokumiko | 2009-11-12 11:57

ワルシャワ。

ワルシャワ。_e0078359_1834398.jpg

始めての国ポーランドへはロンドンから飛行機で二時間ちょっと。
草子さんが握ってきてくれた巨大おにぎりほおばっていたら着いちゃいました。
わ~いなんてタラップを降りるとあれっ、夕方4時でもう暗い。
空港の照明も何だか暗く、あちこちで兵隊さんに止められます。
バゲージカウンターでは私の荷物だけどこかいっちゃって出てこないし、(悪い悪いってすぐに持ってきてくれたけどね。)、やっとの思いで外に出れば白タク運ちゃんたちがぞ~っと押しかけてきてタクシー乗り場にも寄れないし、、、空港バスもないし、ホテルバスもないですし。
これは以前訪れたロシア(その頃ソ連)だ!チェコだ!とちょっと悪夢がよみがえるというものです。。。
でもね、ポーランドの人はやさし~いがここから始まります。
親切なお兄さんに丁寧に丁寧に教えてもらい、満員の市バスに乗り市内へ。
通りも暗く、中央駅も物悲しい雰囲気だけれど旧市街に近づいてくるとなんともいえず美しい繊細な街並みへ。
中世のような灯りが控えめに燈っているだけの通りはどこからかショパンの乗った馬車でもやってくるようです。
もし目隠しされて連れて来られたらここをどこの国と思う?って草子さんと会話していたのですが、今までの地で一番雰囲気が似ているのは仏のディジョンかなって思いました。
翌朝、魚の酢漬けとカッテージチーズ山盛の朝ご飯を食べて出かけたのは世界有数の美しさと言われているワジェキ公園、公園というよりは森のようで、お気に入りな新宿御苑ぐらいの広さかな。
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歩いていると栗鼠があっちこっちからお菓子ちょうだ~いってやってきてくれます。
ポーランドの人は優しいから栗鼠も可愛い。

この後1944年のワルシャワ蜂起の際ドイツ軍によって破壊しつくされた町並みを、壁のひび一本まで復元したという旧市街をお散歩です。
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昔むかし、川で漁師を営む夫婦の網に人魚がかかりました。けれど心優しい夫婦は人魚を放してやりました。
この人魚は二人に恩を感じ川に魚を呼び寄せたため、この夫婦の網にだけ魚が集まり、夫婦の生活は楽になりました。
この夫婦の名前がワルとサワ、ワルシャワ。

旧市街の後、ワルシャワ蜂起博物館に行き、(ここまでの道も親切なお兄さんがバスを降りてまで説明してついて来てくれました。)ソ連軍にも見放され、ドイツ軍の爆撃を受け20万人という方たちが亡くなられた事を知りました。
復元されたドイツの戦闘機や遺体の山の写真やビデオ、ヒトラーの恐ろしい顔、、、
ヤルタ会談のスターリンやチャーチル、ルーズベルトの顔も憎ったらしい。
どの展示を見ても怖くて、もちろん悲惨さは伝わってくるのですが、(ポーランド語と英語の表示で意味が完全に分かってない。)
でもでもそれよりもどんな時も人を思い、悪い心を持たず生きてこられたポーランドの人たちの心の美しさ (顔も繊細でかっこいい。)
誇り高さが最後には印象として残りました。
もっと重い気持ちで出てくる事を想定していた私たちでしたが、「この国に来てよかったね、この国の人たちと会えてよかったね。」って草子さんと語り合いました。
もう1日あればアウシュビッツに行きたかったです。

と言いながら足はケーキ屋さんへと向かいました。

# by takanokumiko | 2009-11-11 22:24

Whole foods Market !!!

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ロンドンではリッチモンドにお散歩以外ずっと食べ物ばかりを追い求めていました。
リッチモンドはフランス革命の時、逃げてきた貴族の人たちが住み着いた所らしく、ロンドンっ子としては品のよい場所なんですって。
(フランス貴族が住んだ所をどうしてプライド高いイギリスの人が品がよいと憧れるのか?とへそ曲がりな私は思いましたが気持ちのいい場所でした。)
テムズ河が眺められ、牛がの~んびりと歩いている牧草地をずっとお散歩する事が出来ます。
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リッチモンドに向かう電車の途中にはキューガーデンもあって、深呼吸してのびしたい時にはお勧めです。
ずっと一緒に旅してくれた草子さんに連れていって貰い、機内で窮屈になっていた体をのびやかに戻す事が出来ました。
さて!!!深呼吸をすませたら、カフェ、食料品店巡りの始まりです。
今年の教室のクリスマスケーキは「フルーツケーキ」。
今までにも粉糖を使い軽い生地に仕上げたパリの感じのフルーツケーキ。
生地にアーモンドプードルを加え、チョコレートとフルーツで王冠のように飾ったウィーン風。。。
と何種類か作ってきましたが、この数年の私の材料への思いも含め考えたのが
樽でねかせたラム酒とコニャックに漬けたドライフルーツをたっぷりと使い、スパイスもきかせた今までよりも重めのフルーツケーキ。
焼き上げた後も上質なコニャックをしっかりと染み渡らせます。
10キロ以上のフルーツは漬け込み、レシピは出来上がり、でもでも何か♪ 何か♪ をみつけたい、と今回のロンドンではいっぱい焼き菓子を食べ、砂糖やスパイスを探しにマーケットを巡りました。  これ↓ はイメージしていた味と違ったキャロットケーキ。
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たくさん巡った中でも一番楽しかったのは 「Whole foods Market」というオーガニックマーケット。
元々はアメリカの会社ですが、ケンジントンにあるマーケットはとっても巨大、そして訳の分からない物がいっぱいあります。
美しくなり精力もつくインカの粉、、、とか、何にでもお豆腐が入っているチューブのペーストとか、、、
見知らぬ物だらけです。
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クラスに関係なく今大変に厳しい23キロ制限のスーツケースを心配しながらもダークブラウンシュガーやら、
(5キロの砂糖、よくぞここまで詰めてこられた。。。)
教室でちょこっとお出しできたらとジンジャマンビスケット、少し混ぜたらイギリスの香り?生徒さんにも差し上げようとスパイスいっぱい、お土産のLoveLoveteaやHappytea、、、
ピーナッツやアーモンドを入れると下からニュル~ってピーナッツバター(ペースト)になって出てくるという機械もありましたが、容器が心配で市販になった製品も買ってみました。
チーズ専用の洋梨や無花果のジャム、薔薇やラベンダーのチョコレート、、、。
まだまだ詰められると算段をし、次の店に向かいの繰り返し、、、。
これにワルシャワで焼き菓子も買い込み、スーツケース中本当に食べ物。
結果帰路ヒースローでは22.5キロのぎりぎりで無事スルー。
そしてもう一つの結論、今年のフルーツケーキをイギリス風と思っていましたが、イギリスのお菓子に私の思う風情はないなあと。
でも、砂糖とスパイスでロンドンの空気はお伝え出来ます ♪♪♪
大味なロンドン(乗ったBAの印象強し。)から打って変わって繊細なる国ポーランドへと出かけました。

# by takanokumiko | 2009-11-10 18:35