高野久美子のcakeで元気!A piece of pie !

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食べ物なんだから・・・

先日テレビを見ていたらあるシェフパティシェさんがお弟子さんに飴細工を教えているシーンが映っていました。
なーんかな~んかいやな予感がしてやるんじゃないか?と思ったところでやっぱりやりました。
シェフさんがお弟子さんの完成した飴細工作品を麺棒でがんがんと壊したんです。宝石のように輝いていた薔薇やら鶴やらお月様が全部粉々になりました。
シェフさんは完璧な作品でない物を作ったお弟子さんに悔しい想いを経験してほしいという親心だったと思うのですが・・・。
私にとっては食べ物が壊されるとても嫌なシーンでした。
20年以上前、私は大阪の辻製菓学校という所に通っておりました。
卒業に近い冬の頃、ブッシュドノエル(ロールケーキをクリームで飾った仏のクリスマスケーキです)の実習授業での事、
細い絞り袋でつたの葉を絞るのが楽しくて、私と仲間たちはやたらと葉っぱの多いブッシュドノエルを何台も何台も仕上げていました。
箱につめて学校帰りに誰に持っていこうかと大はしゃぎな我々の横で、一人のクラスメイトがこんなに何台ものケーキは持ちにくいからと箱を立てにしてがんがんと袋に詰め始めました。
箱の中ではケーキが崩れてしまっているはずです。
それだけでも唖然とした私たちの前に今度は担任が現れ、その男子生徒をバシッとピンタしたのです。
「お前が今痛いと思ったように大事にみんなで作ったケーキだってぐちゃぐちゃにされて痛いだろう」と普段優しい先生の顔は半分泣きそうでした。
もう一度塗って作り直せと言われた生徒はもくもくと作業していましたが、その後ケーキを作る仕事はしていないんじゃないかと私は勝手に思っています。
形のある物、ましてや食べ物が粗末に扱われるというのはどんな理由があってもいい気持ちはしません。
それに何だか最近そういう演出のされたシーンが多いような気がします。
そう思いませんか?
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by takanokumiko | 2008-02-29 20:22

居心地のいいお店で♪

昨年の今頃こちらに書いたDEL FIOREさんが年末から一時休業中でとても淋しい。
前を通るたびにもしかして営業しているかも?と覗き込むのだけれど張り紙が張られたまま・・・。
桜の咲く頃か新緑が綺麗な頃には復活していて欲しいなあ。
お気に入りの席で早く小鳥でも眺めながら人参のサンドイッチ食べたいなあ。
お店の居心地って本当に不思議。
出てくる食べ物、飲み物の味だけでなくスタッフさんの雰囲気、椅子の座り心地とかもあるけれど、私が気になるのは漂う気のようなものとか空気の流れとかかもしれません。
飲食店を営業している身としては解明しないとけないところですが・・・。
ちょっとそういう自分の仕事とは関係なく私にとって居心地のいいお店は
有松の駅前にあるアボカドサンドイッチのおいしいお店と復活熱望のこのDEL FIOREさん。
そして夜友人たちといい時間が過ごせれるのは
自宅からつーっとまっすぐに行けるスペインBALさんと今から書きます昭和の香り漂うレトロなホテルの最上階バー。
ここを始めて訪れたのは夏の始めの気持ちいい夕方でした。
ローマ郊外の海辺のシーンで終わるイタリア映画を観終えたばかりの私は初対面のソムリエさんに映画のストーリーと今の気分をハイテンションに語り、そんな私にプーリアの白ワインとコートデュローヌの赤ワインを選んで下さったこのお店の大ファンとなったのです。
私の定位置は雑誌サライに出てくる小説家さんのお気に入りレストランのような空間を外に出たテラス席。
テラス席というよりはデパート屋上の端っこみたいな雰囲気ですが、ここが私の居心地のいい場所です。
いつもはここでおいしいオリーブオイルをつまみに友人たちと軽く飲んでいる事が多いのですが、今週はアルザスのbioワインと魚料理の会があるからとお誘い頂き、室内でゆっくり楽しんできました。
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平目や伊勢海老の料理はシンプルでサルディニアの海辺で食べたようなお味。
窓の外からはコスタズエスメラルダの風でも吹いてきそうでしたが、現実はネオン輝く栄のど真ん中でありました。
今、世の中には洒落たご馳走も極上スイーツもいっぱいあるけれど、こんなぐらいの幸せがいいなあ~。
もう少し暖かくなったらブイヤべースでも作ってもらってみんなでお外席で食べようっと。
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by takanokumiko | 2008-02-27 12:10

花の香りのケーキを考えていたら♪

今月の教室のケーキはいちごとROSEのムースのケーキ
ムースとシロップにROSEの香りをきかせています。
先日も書きましたがROSEの香りと酸味が全体の味を引き締め、後味をすっきりとさせてくれています。
そしてもちろんROSEの幸せ感が体の中でふわ~っと広がる感じが好きです。
すっかり頭がお花お花になった私は来月の教室のケーキにも花の魔法をきかせようと思っています。(まあ~いつも頭の中が花盛りみたいな性格ですが・・・)
私の教室では毎回晴れの日の大~きな大きなケーキと毎日あったら幸せだな、と思えるようなちいちゃなお菓子やジャム、焼き菓子をお教えしています。
来月の晴れの日のケーキはババ。
毎日のお菓子は金木犀とビターオレンジのクグロフです。
金木犀のクグロフはもうそれでお花は決定ですが、ババは最後に塗るお手製杏ジャムに何か香りをきかせようと思っています・・・が、今だコレだ!が見つからず。
う~んそうだ!香りの勉強ならばサンタマリアノベッラへ行こう!と今日はてくてく松坂屋さんへ。
十何種類ものオーデコロンをクンクンと嗅ぎ、コレ!と決めてベルガモットのきいたオーデコロン「サンタマリアノベッラ」と時々愛用の石鹸を購入。アレ???
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アレ???
杏に何の香りが合うか?を考えに来たはず・・・。
けれどすっごく乾燥しているこの2~3日の空気、ちょっとバタバタとしてとげが生えかかってきている心と乾燥気味のお肌には素晴らしいプレゼントになったはず。
杏ジャムの相棒はもう少し考えます
教室の皆様楽しみにしていて下さいね。
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by takanokumiko | 2008-02-20 23:14

どこか春♪もうすぐお雛様♪

まだまだ寒い日が続いておりますが、それでもどこか春を感じられるようになってきましたよね~
今日は自宅、教室、カフェとそれぞれにお雛様を飾りました。
自宅のお雛様は姉の産まれた時の物なので少し髪の毛も乱れ・・・お疲れのご様子でもありますが、私たち姉妹の成長を願ってくれていた祖母や母の思いのこもった大事なお人形
毎年欠かさず飾ってきましたが、昨年はお雛様の頃私が名古屋を離れており、出してあげられず、「去年はごめんね・・・」と二年ぶりのご対面。
お詫びも兼ねて七尾市で買った真っ赤な和ろうそくや庭の花と一緒に華やかに飾りました。
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こちら↑はカフェのお雛様。
こんなセッティングをしながら箸おき↓を春夏バージョンに変えたり、3月3日のランチメニューを考えたりしておりました。
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お雛様ランチはちらし寿司、はまぐりのお吸い物、菜の花や卵焼き、甘酒と雛あられに決定。
メ~テレカフェもこの春で丸4年。
今のスタッフのおかげでこうやって季節の行事を大事に思う心の余裕もやっと出来、ちいちゃな幸せを感じながら毎日仕事できるようになりました。
ここまで見守って下さったお客様や関係者の皆様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです(ウルウル・・・)
お雛様の次は桜、桜、のお花見です♪
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by takanokumiko | 2008-02-18 22:17

もうすぐヴァレンタイン、ストロベリーなチョコレート。

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今月の教室のお菓子、
熊本から届けられる無農薬のいちごとサワークリームのムースをふわふわスポンジではさんだ真っ白なケーキを作っています。
何層にも重ね、ROSEもきかせて。
ROSEの香りはいちごや生クリームのちょっと甘ったるい子供っぽさをビシッとひきしめ、大人っぽくしてくれています。
春はお祝い事が多い季節、真っ白なプレートに字を書いて頂いていますが、ちょっと生徒さんたちのお顔この時真剣。
もうひとつのお菓子はストロベリーなチョコレート。
パリのアランデュカスフォーマシオンという何て訳せばいいのでしょう、研修センターに行った時に作った
チョコレートとノワゼットのシートを春バージョンにアレンジしちゃったものです。
そのシートはそれは薄く薄くのばしてムースと生地の間に挟みました。
こんなに薄くて分かるか分からないかの味ならば入れなくてもいいんじゃないか・・と思ったりもしましたが、そこにこだわるのが三ツ星レストラン。
こういうちょっと端役の1枚やアーモンドひと粒のようなものまでお客様が召し上がられる時間から逆算して用意していくという事を知りました。
ルセットがどうのこうのよりも
こういう細かい心遣いの結集でお皿の上は出来上がっているんだという事を改めて考えさせられたいい経験でした~。
なんて事を思い出しながら作ったこのストロベリーなチョコレートはちっとも薄くはないけれど、私のsweetな気分がいっぱいの春のお菓子です。
もうすぐヴァレンタイン。
皆様にとっても、私にとってもsweetな一日でありますように

高野久美子ケーキサロンHPはこちらです。
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by takanokumiko | 2008-02-12 00:07

取材と今頃みんな・・・。

今月発売のCREAお稽古イエローページに
高野久美子ケーキサロン掲載して頂いております。
私の教室ではお正月に毎年入会のお申し込み頂く事が多いのですが、春も何か新しい事をと思う季節ですね。
メ~テレ「どですか」さんの取材もありました。
今回は男性がヴァレンタインのお菓子を作るシーンをという事でしたのでカフェの方で撮影してもらいましたが、たまたまその日私は顧問先での仕事があったため出演しておりません・・・。
でも料理教室の講師経験もある美人スタッフが私よりう~んと優しくお教えするのでその方がよいって思ったのですよ。(私も自称とっても優しい人間ですよ!)

生徒さんたちから今日
ヴァレンタインにこのお菓子作っています。
オランジェット作っています。
このケーキはあの材料でもいいですか?
富澤商店さんにいったらチョコレートが売り切れでした。・・・など
たくさんメールを頂いています。
今頃た~くさんの人たちがキッチンでお菓子を作っています
想像するととっても幸せな光景です
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高野久美子ケーキサロンHPはこちらです。
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by takanokumiko | 2008-02-10 00:11

オリーブオイルや柚子のおかげ。

昨日買ったスペインのダウロというオリーブオイルともうひと瓶はシチリアのノベッロのオイルです。
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二本とも青い青い香りのする、オイルというよりはオリーブのジュースのような私の大のお気に入りたちです。
(ただ今ノベッロの方は船便待ち欠品中だったので今回は名古屋でダウロを買いました。)
ノベッロの方のオイルは以前私が入院する際、マイミクのりゅうびんさんからシチリアのハーブや蜂蜜と一緒に頂いたのがご縁の始まりでした。
私が入院していた病院の食事はメニューも豊富で調理師さんや栄養士さんの心遣いが伝わってくるおいしいものでしたが、
けれどそのお心遣いに文句を言ってはいけないのですが・・・、保温の配膳車でやってくるためその独特な食器の匂いが気になって・・・。(機内食を想像して下さればいいかと)
なのでご飯だけはマイ茶碗に移し、トレーからすべてランチョンマットにのせ替え、そしてほうれん草のおしたしや豆腐の煮物などのおかずにはこのオイルかゆず搾りのどちらかを必ずかけていました。
そうするとア~レ不思議、どれもこれもいきいきとした味によみがえるのですね~。
オイルをかけるたびにりゅうびんさんの魔法だって思っていましたが、(りゅうびんさんは魔女ですから・・・)、その後自宅でもずっとこのオイルの魔力は続いています。
あれから二年たち、肉食動物ティラノザウルスだった私はすっかりなんちゃってベジタリアンに変わる事が出来ましたが、それはこういうおいしいオイルや醤油、味醂、メープルシロップ・・・のおかげだって思っています。
もちろん週に一回やってくる新鮮な野菜があってこそですが。
明日はどんな野菜が届くかなあ。
週末はいっつも忙しい。
大量に届く野菜の中から大根の葉を茹でたり、トマトを煮たり、ひとつひとつ新聞にくるんだりしておかなきゃいけないから。
蒸したりゆでたりしただけの野菜たちにこのオイルを少しかけて、これでもう充分に私のご馳走です。
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by takanokumiko | 2008-02-07 21:59

明日は節分「福ハ内」

明日は節分。
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今年は今までとは違う何か新しい年が始まる予感がし、昨年末は自宅の大掃除を念入りにし、このひと月は新しい何かが気持ちよく入ってきてくれるようにと、毎朝せっせと玄関を拭き清めております。
節分もまた大事な節目の行事、どんな風に楽しもうかと思っていたところゆきさんからとっても可愛いお菓子を教えてもらいました。
京都、鶴屋吉信さんの「福ハ内」です。
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何ともほのぼのとした豆の形をしたお饅頭で
どんなにイライラしてもデヘへッとなごんじゃう姿でしょ。
「福ハ内」。
さすが明治時代から作られているお菓子、計算しつくされた大きさバランスのよさで口の中に福が入ってきたように感じられます。
このお菓子を今週お会いする方たちへどうぞどうぞとお配りしていると皆さんに節分だね、縁起がいいね、と笑顔で言ってもらえ、何だか「福まき」しているような気分になってきました。
これこそ「福ハ内」。
今日お渡しした、大変お世話になっている先生からは神様が言って下さっているんじゃないかと思うような美しい~言葉とお声で助言を頂き、
これも「福ハ内」。

高野久美子ケーキサロンHPもご覧下さいね。
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by takanokumiko | 2008-02-02 20:39