高野久美子のcakeで元気!A piece of pie !

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多治見の修道院、ワイン


今週はソムリエ協会のイベントに参加させて頂き、多治見修道院に伺う機会に恵まれました。
戦前から修道士さんの手により日本で唯一ミサ用ワインを作っていたという所です。(と知りました。)
ミサ用ワインというものはどういうものか?どんな時飲むのか?
などと同行して頂いたお酒のプロフェッショナル江崎君とおしゃべりしながら多治見駅に到着すると、さすが全国一の暑さを記録する町ともあって蒸し暑い!
まわりを見渡すとまさに盆地でした。
おもむきのある教会に到着し、シューベルト神父からお話を賜り、庭師さんから転進、葡萄を栽培、ワインを醸造していらっしゃる上田さんの「聞くも涙、語るも涙」のお話が始まったのです。
70年ワインを作っているという事は葡萄の木を育てるのに向いていたとか、故郷のワインが恋しいばかりにワインを作り始めた修道士の誰やらさんがとかそんなお話を私は予想していたのですが・・・
実情は
陶器を作るのに向いている土は耕せば耕す程ねっとりと固くなり、
葡萄の木の花が開花する5~6月に花をほとんど落としてしまう勢いで多治見という所は雨が降り続き、
それでもやっと収穫した葡萄を搾り発酵の工程のため地下室におくと多治見の夏は40度を超え、腐敗を防ぐためにクーラーをかけると乾燥し、悪い成分だけが残っており・・・、
畑には転勤族のように世界各地からみえた修道士さんが気ままに植えた違う品種の葡萄の木が同じ畑に存在し、同じ養生をしても意味がない・・・。
資金も豊富ではなく、まとまな機器をそろえる事もできず・・・、と
三年前から引き継がれた上田さんと知的障害者さんのバイトさんたち(この言い方はしたくないとおっしゃっていましたが上田さんも今ここで私もどうやって言えばいいか分からずごめんなさい)はゼロから必死に本を読み、ここまでやってこられたのだそうです。
10月というのにまだ蒸し暑い葡萄畑はそんな話を象徴するようにちょっと淋しげでしたが
この状況でよくここまでのワインを作られた、とそこにいるソムリエの方たち皆さんが拍手された程白ワインは蜂蜜やパイナップルの香りがする上田さん作らしい味わいでした。
葡萄の木をこの子、この子とおっしゃる上田さんは私たちが訪れた次の日からキリスト教の勉強も始められるのだそうです。
葡萄の子供たちが少しでも元気よく育ってくれるようきっと神様は土に魔法をかけてくれるに違いない。

地下室で説明して下さっている上田さん
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by takanokumiko | 2006-10-27 22:33

大きなケーキを囲む幸せ

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やっとHPが自分で作業できるようになりました(ちょっと鼻高々)
トップページ10月のお菓子に更新できました(ホッと安心)

大きなケーキをみんなで囲む幸せ♪
これが私のお菓子作りの一番大事なテーマです。
お誕生日、クリスマス・・・、みんなが集まる楽しい理由があって、ごちそうを食べ、お酒をいただき、夜も更ける頃に大きなケーキをみんながのぞきこむ。
いつも語っちゃう事ですがコレがケーキの幸せだと思っています。
そんな想いから教室ではプチガトー、あまり登場致しません。。。
という事で今月も大きく大きく。
全粒粉をきかせたタルトにガトーショコラの生地を流し、メープルナッツたちをたっぷりちらし焼き上げます。
写真でアイスクリームにみえるのはクロテッドクリーム。
一緒に召し上がって頂こうと思っていたのですがあまりのカロリーの高さに罪悪感を感じてしまい、今は北海道から送ってもらっている放牧牛さんの生クリームを添えています。
もう1品は「フローズンプディング」
イタリアやスペインのデザート、カタラーナの事ですが
うーんとうーんと昔高校生の頃、ちょっとというか、随分と背伸びをして東京のキャンティさんにいった時の事、
まわりは見た事もかじった事もないようなおしゃれな大人の方たち・・・。
その方たちの「今日は生のトマトでペンネアラビアータ作って頂けるのかしら~」などという昭和時代の高校生にとっては意味不明なオーダーを聞きながら食べたのがこのフローズンプディングでした。
あの時の印象があまりに強く、カタラーナとは絶対に呼べないデザートです。

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高野久美子ケーキサロン
名古屋市中区錦1-4-27.3F
052-222-2505
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by takanokumiko | 2006-10-15 14:19