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高野久美子のcakeで元気!A piece of pie !

春のババ、「オリビアを聴きながら」で杏ジャム。

お彼岸の時期にもなり、すっかり暖かくなりましたね。
今月の教室のお菓子はババといちごオレンジのクグロフ。
ババってサヴァランの事ですが、よりシンプルな形で作りたくって最近はこの名前でお教えしています。
ババって意外と作り方簡単、絶対出来たてじゃないとおいしくない、ケーキ屋さんでもレストランでも見かけない、という理由でぜひともおうちで作って頂きたいお菓子ナンバーワンであります。
春のババ、「オリビアを聴きながら」で杏ジャム。_e0078359_21404645.jpg

(このババちゃん↑、シロップにつける前のコロロンと焼きあがった状態で、これからラム酒コニャックたっぷりのプールに入るところです。)
シロップを吸わせた後にぬる杏ジャムも今回は杏ピューレにジャスミンの香りをきかせ、てんさい糖とレモンとコトコト煮た物を用意しています。
春のババ、「オリビアを聴きながら」で杏ジャム。_e0078359_2142497.jpg

杏ジャムって艶出しの時にだけ登場する脇役って感じがしますが、こうやって作るとおいしい
フレンチトーストに添えたり、柚子茶のようにお湯でわって飲むとホッとします。

この杏とジャスミンという組み合わせ。
ヒントは杏里さんの「オリビアを聴きながら」。
30年程前に流行ったこの歌、高校生の私にはとても印象に残るものでした。
名古屋のボケッと姉ちゃんから見れば同世代の杏里さんは何とも都会的。
そして詩の内容も今でもほぼ憶えている程切なくて、
その詩の中に"ジャスミンティーは眠り誘う薬・・・"というフレーズがあり、そのジャスミンと杏里さんの杏がなぜだかずっと一緒にインプットされてました。
ジャスミンというと杏、杏というとジャスミン・・・とずっと思い続け・・・それがこんなに時がたってからジャムとなっちゃいました。
こういうのって我ながらうれしい。
もし私がこのジャムを販売目的で作っていたら名前は絶対に「オリビア」にします。

by takanokumiko | 2008-03-22 21:26
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