高野久美子のcakeで元気!A piece of pie !

覚王山と私の飲食店修行の始まり。

30年近く前のお話で恐縮ですが、覚王山愛知学院大学さんの角から松坂屋ストアに向かう道にちっちゃな赤いクレープ屋さんがあった事をご存じの方いらっしゃるでしょうか。
学校帰りに美容院に行くためにこの道を時々歩いていた私は大学受験を翌週に控えた冬の日に、夢見るパリにあるという可愛いクレープ屋さんをここに発見したんです。
ピンときた!で生きている私はその足でオーナーさんを訪ね、次の日から私のクレープ屋さん修行が始まりました。
何百リットルかというぐらいのクレープ生地を無駄にして、大判焼か卵焼きかというような厚焼きクレープをせっせと作り、
「押し掛けて来たにしては憶え悪いわね~」と美人オーナーにチクリと叱られはするけれど、丸い大きな鉄板と竹のへらとの格闘は楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。
やっとバターの香り漂う薄くておいしそうなクレープが焼けるようになったのは桜がもうすぐ咲くという頃だったでしょうか。
そのお店は5人ぐらい座れるカウンターがあって
歯学部のお兄ちゃんたちがワイン片手に(ワインやチーズもちょこっとあって今思えばとってもおフランスだったのよね。)
虫歯の話やらガールフレンドの話をしてくれるのを聞きながら、1人でクレープ焼いたり売ったりという仕事は高校生に毛の生えたような娘にとっては大変でしたが
よく考えると今の私の仕事内容、生活とさほど変わらないものですね。
そのお店、美人オーナーの駆け落ちという結末で突然と閉店・・・。私の赤くて可愛いおフランスはあっけなく消えてしまいました。
きっと彼女は今パリにいるような気がする・・・。
その後大学生になっていた私は伏見の英吉利西屋さん、今はイタリアンの名店ガッルーラさんがあるあそこにあったTOPBANANAというジェラート屋さん・・・と
ここぞと思う店に押し掛けていっては見知らぬオーナーさんをねじ伏せ働かせて頂きましたっけ。
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そんな昔の話を思い出したのは先日ゆっくりと覚王山を散歩したからです。
日泰寺、父と母が結婚式を挙げたという城山八幡宮、揚輝荘↑と散歩をし、途中シェシバタさんやクオモさんのお店ではお茶やワインの時間を過ごし、
栄からたった15分というのに覚王山はとってもゆっくり出来る場所でした。
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話は変わりますが友人に頂いた缶詰を大事に育てていたら愛の芽がでてきました。
愛はゆっくり育てなきゃいけないのね。
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by takanokumiko | 2007-11-11 14:45
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