高野久美子のcakeで元気!A piece of pie ! | |||||
「ココアヴァンシャネル」を観てきました。 映画を誰かと一緒にという事はない私ですが、この日は気のおけない友人たちと中川コロナへ。 けれどそこは勝手気ままなワタクシたちの事、到着と同時に「カムイ外伝」「男と女の・・・」「ココ、、、」へと一気に解散。 「では後ほどお風呂でね。」って。 さて映画ですが、シャーリーマックレーンの方ではなく、先日ポスターで再会したアメリのオドレイトトゥちゃんが主演、お洋服屋さんになる前(アヴァン)のシャネルのお話です。 孤児院で育ち、酒場の歌手、お針子として働くうちに、貴族の愛人に。 そこで見た貴族の奇妙に飾り立てられた服装、コルセット、ただただ贅沢で破廉恥なパーティーの毎日に違和感、嫌悪感、を感じ、 男性が着ていた乗馬の服やジャージーの生地を使い帽子や服を作り、自分の世界を作っていくシャネル。 あんまり美人ちゃんじゃないアメリちゃんが有名な人の伝記という型にはまらず演じていて素敵でした。 リボンやフリフリ、いっぱいつけていてこそお洒落、シンプルなんて貧乏人の装い、などという貴族の会話や、女性が働くなんて事はとてもはしたない事だとか、シャネルが自立しようと模索した7~80年前でない今現在でも耳にするような言葉で、 (シャネルと比べ物にならないような人生の私の話で恐縮ですが、大学の卒業演奏の舞台での事、 みんながピンクや黄色のふりふりなドレスで勢ぞろいな中、紺色のパンツスーツ着ている私に、「元々へたくそなおまえがそんな格好していると余計点数悪くなるぞ」って言った男性教官の言葉、25年たって突然思い出しました。) 女の人が望む結婚、結婚している人との恋愛、生まれ持った宿命のようなもの、愛する人との一生の別れ、、、そんな事切なく切なく考えされる映画でした。 つらい事も悲しかった事も経験してきたからこそ彼女の輝く世界が出来上がったのだというカンボン通りのお店でのシーン、もう号涙でした。 この後お風呂でよかったです。 彼女の生きている間に彼女のお店に行ってみたかったです。 という私はシャネルのお店に入った事が無く、生徒さんに戴いたこちらとか口紅ぐらいしか持っていなくて残念です。
by takanokumiko
| 2009-10-04 09:41
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